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| 渡戸(わたど)の清流 |
5合目万助平は、畳重する溶岩の下をくぐって湧き出る清らかな水と、美しい庄内平野の展望を誇り、万助小屋は高校山岳部員によって常に清潔に保たれている。
万助小屋から南ノコマイの右岸尾根に沿って数分登ると、竜ヶ滝の轟音が聞こえてくる。
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ハクサンシャクナゲ
ツツジ科の常緑低木で、6、7月にかけて咲開く。
ほんのりと赤味かかった白い花の姿がまるで恥じらいを頬に染める乙女のようでとても可憐である。 |
竜ヶ滝の頭を過ぎるころから、ミネザクラやハクサンシャクナゲの混じる灌木帯が始まり、急坂をつめ終わったところで東へ回り込むと、視界が開けてドッタリの草地に飛び出す。
ふたたび灌木帯をカラ沢に沿って登り、小さな草付きの盆地を一つ越えると、灌木はみるみるかげを潜めて見渡す限りの大草原へ出る。仙人平である。
西に立ちはだかる笙ヶ岳の大障壁を始め、目の前には前鍋の黒いドーム、そしてはるか行く手には雪をつけた外輪山の連峰がいっせいに姿を現すこのあたり、道からわずか東にそれると、ミツガシワ、モウセンゴケの繁茂する仙人池があり、その陰には鳥海の山形県側ではここだけしかない北向きの滝、仙人滝を見下ろすことができる。
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